2022年8月22日に開智中学・高等学校(一貫部)で岩槻人形協同組合の方々のご厚意・ご協力により校内に岩槻人形の陳列・展示を行いました。開智には、埼玉県ばかりでなく、様々な地域から生徒が集まっていることもあり、一貫部設立から四半世紀が過ぎているにもかかわらず、地元の方々との関係・交流は、不十分なままに留まっていました。そうした反省の念から、学校が地域の方々の支えがあって成り立っていることを改めて見つめ直そう、という動きが生徒の間からも生まれてきました。一貫部のボランティア委員会・美化委員会・緑化委員会所属の生徒や一部の部活動の生徒が中心となり、この2年余りは、近隣(徳力・諏訪地区)の方々に対する支援や関係づくりに力をいれています。例えば、近隣の方が所有している空地の除草・整備を行い、花畑として再生をする。花畑で花を育てるのと併せて野菜を栽培し、近隣の方々へ配付を行う。あるいは、高齢者のご自宅の年末の大掃除のお手伝い、公園の除草や通学路のゴミ拾いなど、ボランティア活動を通して、近隣の方々との関係・交流を少しずつ深めているところです。さらに、生徒が岩槻の文化・歴史を学び、卒業後も「岩槻」というまちに少しでも愛着をもつきっかけを作るため、校内に岩槻人形を展示することができないか、との声が上がりました。今回、岩槻人形協同組合の方々に地域の方を通して学校からご相談をしたところ、快諾いただき、全面的なご協力の下、校内での展示の実現にこぎつけることができました。精緻で美しいひな人形、重厚で勇壮な兜飾りなどを展示することで、校舎内が華やかになり、陳列・展示を手伝った生徒たちも感嘆の声をあげていました。今後も、生徒たちが、岩槻地区の文化・歴史に対する理解・興味を深め、日本一の人形生産地である「岩槻」を誇りに思えるよう、地域の方々との交流を積極的に進めていきたいと考えています。【開智学園・長谷川隆】
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。
Δ
ハンドセラピー体験講座
ジャズと教育【「やりたい」からやめる?】
トップページに戻る
移動済み情報記事一覧へ
Copyright © WEB ら・みやび 岩槻 All rights reserved.
この記事へのコメントはありません。