2022年、文部科学省から発表された「不登校」とされるの子どもの数(小中学生)は、2021年度で約24万5千人に達し、8年連続で増加しています。
2016年には、「普通教育機会確保法」が施行され、不登校は問題行動ではないことや、学校復帰が目的ではなく、社会的自立を目的とした支援についての見解が出され、公民連携による「学校制度外の居場所・学び場との連携」もうたわれています。
また、2023年3月には、文部科学省から「誰一人取り残されない学びの保障にむけた不登校対策」も出されていますが、まだその学びの選択肢となりうる、学校制度外の学びの場は地域に少なく、多くの不登校の子どもたちが、在宅で過ごさざるを得ないという状況があります(在宅が悪いわけではありません)。
そこで、この度私たちは、不登校の子どもたちが安心して過ごし、学べる「フリースクールくるーず」という名のフリースクールを開設することにいたしました。場所は、岩槻区本町にある「水野書店&Café mao-mao」さんの敷地内の古民家です。
2023年9月オープン予定で、開室時間は月水金曜の9~15時。6~15歳の子どもたちを対象としたフリースクールです。まだまだ「学校に行けないことは問題である」という社会通念も強いことから、そのような家庭が地域に行き場をなくし、孤立していく傾向があります。私たちは、室内だけではなく、この岩槻のまちに飛び出して、様々な方に出会い、学べる場にしていきたいと考えております。どうぞ、子どもたちを温かく見守り、応援していただけますよう、心からお願い申し上げます。
また、令和5年度埼玉県NPO活動促進助成事業に採択いただき、「誰ひとり取り残さない学びの保障に向けた地域づくり事業」も実施しています。以下の活動には、不登校のお子さんや行き渋りのあるお子さんとその保護者の方にお集まりいただきたい企画です。参加費無料ですので、ぜひご参加ください(お申込・お問合せはinfo@tanenokai.org まで)
8/16(水)・8/28(月)・9/2(土)14~16時 室内プレーパーク&おしゃべり会(岩槻駅東口コミュニティセンター・ワッツルームAにて)
フリースクールくるーずについて詳しくはこちらの動画をご覧ください。
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