本紙「慈恩寺道」を連載で寄稿されている榎本さんは江戸川史跡散歩の会の会員です。今回、2022年5月5日の「玄奘祭」に合わせて、東京の会員(小岩グループ)が東岩槻駅まで来て、地元岩槻のグループと合流し、一緒に慈恩寺までの道(慈恩寺道)を巡りました。本稿は、当日の紀行文です。東岩槻駅で小岩グループの榎本さん達と合流し、西福寺に向かいました。慶長5年(1600年)頃の開基、本尊は阿弥陀如来で本堂は唐招提寺金堂がモデルとのこと。道標・庚申塔が近隣地区より移動されたために50体以上も集められているものの、元々鎮座していた場所の記録は確認できませんでした。左慈恩寺江廿六丁と彫られたお地蔵の台座道標の前の道が慈恩寺道なので、次の目的地に向かいました。しばらくして、花積台地上にある桜山貝塚を見てから表慈恩寺公民館裏の6体の庚申塔群を眺めて右折し玄奘塔に向かい、到着時には僧の読経が流れ、関係者がテント内に集合し全員で合掌されており10分程でセレモニーは終了しました。楽しみにしていた、子供たちの孫悟空の姿で行列する稚児行列や山伏の火渡り神事は、コロナ感染対策から中止になって見られなかったのはとても寂しく残念でした。来年はコロナ感染も収束して、是非とも復活して欲しいと願うのみです。その後、関係者たちに混じり「慈恩寺」へと移動してお参りを済ませ、境内の藤棚下で参加者一同の記念写真を撮って今回の全工程が無事に終了し、山門前で現地解散となりました。今回、史跡好きの東京と岩槻の仲間が慈恩寺道の一部をいっしょに楽しみましたが、歴史や史跡好きの方にとっての宝の山が、岩槻にはたくさん埋もれています。仲間に入って楽しんでみませんか。【歴史・岩槻大好き活動家 桜井光二】
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