この春に、日本初の乳児用液体ミルクが発売されました。液体ミルクは、調乳済みのミルクが液体状で販売されている製品で、お湯や水に溶かすことなく、哺乳瓶に移し替えればそのまま赤ちゃんに与えられるのが特徴です。常温保存が可能なため、防災用の備蓄としてはもちろん、外出時にも便利な製品といえます。日本で液体ミルクが大きく注目されるようになったのは、2016年4月に起きた「熊本地震」がきっかけでした。震災の被害により断水が続く中で、フィンランドから支援物資として届いた液体ミルクに注目が集まったのです。液体ミルクは、女性の社会進出が進んでおり育児先進国と呼ばれる北欧で広く普及しており、粉ミルクと液体ミルクの販売量の割合はフィンランドでは液体ミルクが9割以上となっています。お隣の韓国では、使い捨ての哺乳瓶タイプの液体ミルクも発売され、ママさんたちに大変好評で、毎年売り上げを伸ばしているそうです。東京都文京区では、全国にさきがけて液体ミルクの備蓄を決定。成澤廣修区長は、「いざという時のために、日常的に使うことが大切。父親の育児参加を増やすにも液体ミルクは大切で、取り組みを全国に拡大させたい」と話しています。液体ミルクは消費者庁の細かな栄養基準を満たしており、栄養価の面からも日常的に安心して使えます。まずはあなたの赤ちゃんに飲ませてみましょう。「災害時に初めて説明書を読む」のでは遅すぎるのです。缶入タイプ(株式会社明治)が賞味期限1年。紙パックタイプ(江崎グリコ株式会社)が賞味期限6か月です。【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
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