瀬谷崎さんから童話好きの皆さんに贈る 「小さなお話」

     お誕生日のプレゼントは・・・・
今日は六さいのお誕生日。ユメちゃんは、パパとママからのプレゼントがとっても楽しみでした。
 ピンクのリボンのワンピース?
 ひらひらチョウチョがついた帽子?
 大好きなお話の絵本?
 大きなぬいぐるみ?(なにをえらんでくれるかな?)
 ママがおつかいにでかけたあと、ユメちゃんはカーテンのかげにリボンをかけた箱がおいてあるのに気がつきました。(お誕生日のプレゼントだわ!)
 ユメちゃんはがまんができなくて、そっとリボンをはずして中をのぞいてしまいました。
 はいっていたのは、子犬のぬいぐるみ。それも、新しいのではなく、ユメちゃんがいつも遊んでいるものでした。
 ユメちゃんはがっかりしました。
おうちがびんぼうになっちゃったのかな。
それで、プレゼントが買えなかったのかな。
   ユメちゃんは、かなしい気持ちで箱をとじました。
 そのよる、ゆうはんにごちそうが並びました。
大きなバースデイケーキもあります。
( プレゼントが買えないから、大きなケーキにしてくれたのかな) と、ユメちゃんは心から嬉しい気持ちになれません。
 パパとママが、「ユメちゃん、お誕生日おめでとう!」 といって、あの箱を持ってきました。
 かなしい顔をしちゃだめよ、と自分にいいきかせながらふたをあけると‥‥‥
「クウーン、クウーン」
 なかに入っていたのは本物の仔犬です!
「わあ! かわいい! この子、かっていいの?」
「ユメちゃんは、もう六歳だ。ちゃんとおせわできるだろうって、ママと話したんだよ」
 パパがそういってにっこりわらいました。
 ユメちゃんは仔犬を抱き上げて、「パパ、ママ、ありがとう!」
といいました

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