スマートフォン(以下、スマホ)に向かって話した内容を外国語に翻訳。世界31言語(音声入力は21言語)に対応しているすごいアプリがあるのをご存じでしょうか。国立研究開発法人情報通信研究機構が開発した「Voice Tra」は、iPhoneとアンドロイドに対応した無料アプリです。例えば、日常ではこんな使い方が可能です。病院を訪れた英語を話す外国人患者に対し、お医者さんが「どこが痛いですか?」とスマホに向かって話すと、瞬時に翻訳して「Where does it hurt?」とスマホが発音。それを聞いた患者が「I have a stomach ache.」と吹き込むと、今度はスマホが「胃が痛いです」と日本語で発音。音声認識なので、いちいち文字を入力する手間がないため、時間も大幅に節約できます。もし患者さんがブラジル人なら、ポルトガル語を選択すればスマホがポルトガル語で応答してくれます。接客業の方にも強力な武器となります。もちろん海外旅行にも最適。31言語対応なので、世界中の人とコミュニケーションを楽しむことができます。また、翻訳アプリとしてだけでなく、外国語学習のツールとしての利用も可能。覚えた外国語(たとえば韓国語の「アンニョンハセヨ」)を吹き込むと、「こんにちは」と日本語に翻訳されます。正しい日本語が出てこない場合は、発音が間違っている、つまり外国の方にも伝わらないということになります。災害発生時には、言葉がわからない外国の方は情報が入手できずに情報弱者となります。反対に日本人が外国で被災したら「避難所はどこですか?」などと使えるため、このアプリは命を守る武器となるのです。ぜひスマホにインストールして、家族みんなで体験してみましょう。【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
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