特撮作品の立役者 物語を描く脚本家たち

映画『シン・ウルトラマン』が公開されて世の中が湧いているが、みなさんはご覧になっただろうか。
私は公開してすぐに鑑賞した。
ただ、見ていない方もいると思うので今回はこの話ではなく、近年の特撮ヒーローの脚本家について語ってみたいと思う。
現在放送中の『暴太郎(あばたろう)戦隊ドンブラザーズ(以下、ドンブラザーズ)』は井上敏樹氏が脚本を手がけている。
井上氏は『鳥人戦隊ジェットマン』や平成ライダーシリーズ9作の脚本を手がけたことでも知られる、埼玉県出身の脚本家だ。
今回の『ドンブラザーズ』だけに絞っていうと、ひじょうに難解だが中毒性のあるストーリーと人間味あふれる個性的な主人公たちが繰り広げる人間ドラマが、最大の魅力ではないかと感じている。
また、2020年に37歳という若さで既に亡くなってしまった吹原幸太も捨てがたい。
劇団「ポップンマッシュルームチキン野郎」を2005年に立ち上げ、演劇やテレビドラマの脚本も手がけていた。
くしくも遺作となった『ウルトラマンZ』では、今までのシリーズでは見られなかった、何をやっても許されそうな熱血系で愛らしさ兼ね備えたウルトラマン像を作り、2021年度星雲賞メディア部門を受賞した。
この賞は過去に『シン・ゴジラ』や『風の谷のナウシカ』も受賞している。
映画『シン・ウルトラマン』で特撮の人間ドラマにハマってしまったら、ぜひ次は、他の特撮作品も見て欲しい。
これまで特撮が続いてきたのは素晴らしい脚本家がたくさん関わっていた証しでもあるのだ。
【うえぽん】

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