社会心理学者の西田公昭氏によると、犯罪者に騙されやすいのは次のようなタイプの人だそうです。
「自分は大丈夫だと思っている人、運勢や占いを信じがちな非科学的な思考タイプの人、ストレスに弱い人、肩書きや権威に弱い人、周りが右といえばそれに従いがちである集団に影響されやすい人。」
特に「自分は大丈夫」と思い込んでいる人が一番危ないそうです。
これは防犯だけでなく防災も全く同じで、これだけ全国で犯罪や災害が頻発していても、全く何の備えもしていない人が珍しくありません。
最近は、戸建ての家に強引に押し入り、居住者を殺害してまでも金品を強奪する恐ろしい犯罪が横行しており、さいたま市内でも犠牲者がでています。
では、どんな家が狙われているのでしょうか?
戸建てで、植木や塀で囲われている高齢者が住む古い家が多く被害にあっています。
植木などで外からの見通しが悪い家は、犯罪者が忍び込んでも身を隠せてしまいます。
また古い家は、窓ガラスなども割りやすく、侵入が簡単だと考えられているようです。
対策として次の項目があげられます。
- 植木を刈り込むなどして外からの見通しをよくする。
- センサーライトをつけて、犯罪者が目立つようにする。
- 窓ガラスに防犯フィルムを貼り、割られにくくする。
- 防犯砂利を敷き、侵入者の足音が目立つようにする。
- 防犯カメラをつける
- こじ開けにくい鍵(ディンプルキーなど)に変える。
- 録画機能付きのインターフォンをつける。
- 防犯ブザーを玄関などにかけておき、すぐに使えるように訓練しておく。
- 防犯ブザーが鳴ったら、すぐに110番するようご近所さんに伝えておく。
- 犯罪者たちは、事前に下見をすることもあるようです。
「お金を持っている高齢者はいないか?」を探すため、作業着を着て個別訪問を繰り返した事例が報告されています。
不審なことがあったら、自治会内で回覧板にて知らせましょう。
近助の力を最大限に活用することが大切なのは、防犯も防災も全く同じです。
【さいたま市防災アドバイザー 加倉井誠】
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