2019年10月13日(日)の午前3時、国土交通省関東地方整備局は「利根川左岸渡良瀬川合流上流において越水し、堤防が決壊するおそれがあります」と発表しました。万が一、越水でとどまらずにこのとき利根川の堤防が決壊していたら…。氾濫した水はさいたま市内にも流れ込み、岩槻区でも綾瀬川、元荒川流域を中心に広範囲が確実に水没。岩槻区内の水位は、深いところでは3mから5mにおよぶと想定されています。(平成30年3月改定さいたま市洪水ハザードマップ利根川・江戸川版による浸水想定による)埼玉県の東部地域では、春日部市の地下にある首都圏外郭放水路がフル稼働。12日から14日にかけて1151万立方メートルの水を江戸川に放水。これは50mプール7673杯分にあたる水量です。一方、西部地区では、越辺川など5つの河川が大規模に氾濫してしまいました。またすぐ、次の台風がやってきます。最新版のハザードマップをまだ目にしていない方はすぐ区役所に行って、自分の居住エリアや避難所となる場所が浸水域かどうかを確認し、どう備えるべきかを考えましょう。【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
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