岩槻キャンパスでは車いすテニスプレーヤーとテニスを通じて交流しています。2017年に大学のSPISチャレンジ制度を活用し、埼玉県車いすテニス協会に協力を依頼して交流がスタートしました。現在では地域連携事業として継続して5年目を迎えています。活動内容は月1回の定期練習会、毎週木曜午前の平日練習支援、協会主催「彩の国 川越水上公園車いすテニス大会」へのボランティア協力などです。練習会やイベントの際には理学療法学科の学生が中心となりコンディショニングなどの経験を積ませてもらっています(現在はコロナ禍のため学生活動は中止)。一般のイベントでは障がい者の身体に触れる経験はできませんし、病院実習ではスポーツに取り組むアスリートに出会うことはないため、貴重な経験となっています。今年度は新型コロナウィルスの影響でさまざまな施設利用制限があり、車いすプレーヤーも練習場所確保が厳しい状況でした。本学では、感染対策をした上でいち早く練習会を再開しています。オンライン実施されたスポーツ・健康授業(櫻井担当)では車いすテニスの紹介に出演してもらい、学生たちの質問に答えてもらいました。教育活動への協力も少しずつ始まっています。大学がプレイヤーとふれあう場になることで障がい者スポーツに関心を持って一緒にスポーツを楽しめる環境となることを目指しています。今後、地域の方々が参加できる練習会やイベントなども計画しています。【目白大学言語聴覚学科・櫻井健太】
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