樹齢何十年という真柏(シンパク・写真)に「今風に言うと増殖、増毛のようなものでしょうか?」と話す、美園在住で植木業の森田さん(70代)。
東北地方の方からの依頼で、接ぎ木を試みた。不慣れなもので、どうなるのか不安だが「お任せします」の一言で挑戦。呼び接ぎ木の木は、同種の木を利用し、根がついた状態の木を穂木にして接ぐ方法。
この大樹に三十センチほどの穂木を接ぐため、穂木に針金でカーブさせ、大樹に寄り添うように形作り接ぐ。二人がかりの作業となるようだ。
真柏とは、ヒノキ科の常緑針葉高木。
イブキの仲間で針金整枝に強いため、様々な造形に仕立てられるのも、好まれるポイントのようだ。
さて、できばえは……。
長い目で見守ることになるのだろうか。【増田啓子】
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