ガウタマ・シッダールタ
(サンスクリット語)
仏教の開祖でブッダ、釈迦、釈尊などと呼ばれる偉人。
紀元前五八五〜四八六
(異説もある)
パーリ語ではゴータマ・シッダッタ
ここで仏教について少し説明しておきましょう。
今から二五〇〇年ほども昔の紀元前五世紀の前半ころ、ネパール南部のシャカ族の王子として生まれたガウタマ・シッダールタが地位も名誉も捨てて出家し、三十五歳のときに悟りを開いてブッダとなり、ガンジス河の中流域で布教を開始したのが仏教の起源とされています。
それから一世紀近くを経て、中国にも多くの仏教寺院が作られるようになったのです。
とはいえ、当時の交通事情や印刷技術がほとんど発達していなかった状況などを考えれば、経典や資料がきわめて少なかったであろうことが想像されます。
玄奘さまが仏教の生まれたインド留学を志した動機はまさにこの点にありました。
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