当代甲冑師の第一人者である三世 別所実正師の個展が平成29年5月29日(月)から6月4日(日)にかけて、岩槻駅東口前にある東玉総本店3階で行われた。初の個展となる今回は、実正師の兜の作品を中心に展示が行われた。実際に足を運んでみて驚いたのは、戦国時代後半から江戸時代までの名を馳せた武将たちの兜を忠実に再現し、手のひらに乗るサイズにまで作り込んでいたことである。取材当日、実正師と奥様が会場にいたので作品づくりについて尋ねると「鎧兜が製作された当時の作り方を再現しています。見えないところまできちんと作り込むのは、手を抜いると思われたくないからです」と語ってくれた。精巧な鎧兜づくりの背景では「文献を調べ上げ、実物を見る。そして、目に焼き付けたものを作品づくりに活かす」という徹底した心構えを貫いているそうだ。職人を支える実正師の奥様は「作業中は集中力を高く保っているので、話しかけることはありません。黙々と作業する音が、聞こえてくるだけです」と実際の製作時の様子を伝える。この話を伺い、ふと思い浮かんだのた「転職」という言葉だ。初めての個展ということであったが、この素晴らしい技術を伝えるべく、新たにまた開催されることを願いたい。【編集部・小澤】
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