今回、埼玉高速鉄道・浦和美園駅から岩槻までの地下鉄延伸をテーマにして、衆議院議員の村井英樹氏を尋ねた。埼玉県とさいたま市がまずは動けば進められるかもしれないという、前向きな話を伺うことができた。大きなポイントとされていた「採算性」の壁をクリアしたことにより、事態は大きく好転したということだろう。これまでは正直なところ「いつになったら地下鉄延伸がされるのだろう」という不信感が私には生まれていた。同じように思っている読者も多いのではないだろうか。ただ今回、村井さんにインタビューをすることで昔と今の状況が異なっていることに気が付いた。つまり、実現まであと一歩であるということだ。もちろんその一歩が難しいと言われればその通りなのだが、それを言っていたら何も始まらない。採算性の壁が突破できた今、県と市が国に認可申請するように市民として働きがけをしなければいけないのだ。もしかすると今の岩槻には「地下鉄延伸をしたい」という盛り上がりが欠けているのではないのだろうか。特に心配なのは若い世代である。岩槻で生まれた若者の地元は岩槻である。東京に住んだとしても、地元は変わらない。もし、上京して何十年先に地元へ戻ったときに衰退していたら悲しくなるのは私だけだろうか。若い世代の今の選択が歴史となり地元を作るのだ。また、団塊以上の世代も次世代への架け橋をしてほしい。40年以上待ち望んで次第に失望してしまった経緯も分からなくないが、ぜひ実現まで力を貸してほしい。20代である私は、地下鉄延伸で岩槻の再活性化をしたいと願っている。若者として岩槻の将来を繋げていきたいと思っている。岩槻の市民が盛り上がることで地下鉄延伸への最後の一歩を加速させることに繋がるのだ。また、来月には「岩槻人形博物館」と「にぎわい交流館いわつき」の開館が予定されていることもあり、岩槻の再活性化の兆しを見せ始めたような気がする。これを契機に岩槻が新たなステージに向かうことを期待する。最後に、今回は至らないところもあったが無事に編集まで終えることができたことを衆議院議員の村井氏に感謝を申し上げたい。そして、次号も暖かく見守っていただけるとうれしく思う。【さいたま市若者会議 代表・尾舘祐平】
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