超高齢社会となりました。私もあと5年で高齢者です。
老眼になって買物に不自由を感じるようになって久しいですが、耳も遠くなりました。電話の声が聴き取りづらくなってきたし、喧噪の中での声が聴き取り難くなりました。
まだ補聴器までは考えていないのですが、誰もが通る道だと思いますので、今回は老齢期の難聴について書きます。

 カナダの研究で、60歳以上の人を12年間追跡調査したところ、難聴であると死亡率が高まるという結果が出たと報告されたものがあります。
日本でも35歳以上の人を3年間追跡調査したところ、難聴があると“うつ“になる率が上がるという結果が出たようです。
このように、難聴は聞こえないにとどまらず、うつや死亡にも繋がる生きることの質を左右する大きな問題だという事だと思います。

 私の父も、難聴が進みました。
日本の男性の平均寿命を超えて、現役で仕事をしていますので、私は介護という労を取らずに済んでおり、感謝しています。
が、聴こえ難いのは、家族としてもかなり不自由です。
伝えたつもりのことが伝わっていないことも。

 それにテレビの音が大きい!ラジオ深夜便が好きで寝ながら聞いていますが、それも私たちからすれば爆音です。
騒音にしか思えないほどの大音量にしないと聞き分けられないのです。
本人には音が届いていませんから、そこまで周囲の人が不快に感じる音量だとは気付いてもいません。
大きすぎるからと音量を下げると「聞こえない!」と不機嫌に。

 聞こえない事での孤独に、もっと思いやりを持った方がいいのではないかと、私は自分の行動をみて反省しています。
一緒にテレビをみていても、父がとんちんかんなことを言うのです。
「これは日光じゃないか?」なんて。
だって、さっきそうアナウンスされてたじゃない!と、つい言い放ってしまいます。
父には聞こえていなかっただけなのに。
部屋で、皆で外出しようと話をしていたから、当然承知していると思っていたら、全くきこえてなかったようで、「知らない!」と立腹することも。
自分が聞こえているもんだから、聞こえていないことに対する配慮はとても難しい。
何度も聞き返されると、大声にもなるし、怒りも湧いてくるし。
父をはじめ、高齢期の難聴を抱えるすべての人は悪くないです。
自然な変化ですから。
でも、言葉で交流する人間に、聞こえるはとても大事。
聞こえたのか聞こえてないのか、返事の無い時もあってつい声を張り上げてしまうなど自分の狭量さに恥ずかしくなる毎日です。

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