朝顔は夏の風物詩として有名です。小学生の頃に育てた経験をお持ちの方も多いかと思います。朝のうちだけ開花するのが特徴で、開花期は6〜10月頃です。語源は朝に咲く美しい花という意味で、英名は「モーニンググローリー」といいます。古代の中国では薬で牛と取引されるほど高価でしたが、花の美しさから観賞用となり、平安時代には庭にも栽培されていたようです。江戸時代なると、いわゆるブームの到来。かの千利休もその美しさを伝えたという逸話があるようです。花言葉として代表的なものは「はかない恋」。朝に咲いて、昼頃にしおれてしまう姿に由来します。一方で、ツルを支柱に絡ませる姿から「固い絆」という花言葉もあります。また、色が変われば花言葉も変わるのは、朝顔ならではの面白いところです。青く色付いた際の花言葉「はかない恋、短い愛」。朝顔は七夕の頃に咲くことから、朝顔の咲いた日は、年に一度、彦星と織姫が出会えた縁起の良い日といわれます。そういえば彦星と織姫の伝説もはかない恋の物語ですね。紫に色付くと、花言葉は「冷静、平静」となります。赤と青の混ざった色であり、心身のバランスを整える紫色には「冷静」がぴったりですね。さらに、白く色づいた朝顔には「固い絆、あふれる喜び」という花言葉がもたらされます。ツルの特徴に由来する「固い絆」の花言葉は、純粋無垢な白のイメージからでしょうか。尚、英名の「モーニンググローリー」は花以外にも同名の音楽と気象現象があります。オアシスというバンドのアルバムと朝方に現れる巨大なロール状の雲の帯です。一つの言葉でこれだけ意味が別れているというのも、何だか不思議ですね。【大野弘紀】
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