超新星フラッシュマンで考える社会問題

来年でとうとう戦後80年。

 たくさんの問題や課題が起こる中、大人たちは子供たちに特撮ヒーロー番組を通して様々なメッセージを発信しています。

今回は、社会問題がテーマのスーパー戦隊を紹介します。

1986年放送のスーパー戦隊シリーズ第10作目『超新星フラッシュマン』。
テーマの一つに「中国残留孤児」がありました。

戦中末期の中国では、肉親とはぐれて多くの日本人の子供が現地に置き去りになり、中国で出会った養父母に養育されていました。
残留孤児を調査するため、1981年から1999年の30年間、日本から残留孤児訪日調査団が送られ社会問題となっていました。
日本に身内が見つかって帰国できても日本での社会に適応できず、8割ほどが生活保護の申請をし、現在でも孤児の高齢化などの問題を抱えています。

 超新星フラッシュマンの主人公5人は元々地球人。
赤ん坊の時にエイリアンハンターに誘拐されました。それをフラッシュ星人に救われて成長し、20年後に地球に帰って親探しをしながら、改造実験帝国メスと戦います。
初めての2号ロボが登場したことでも有名で、続く戦隊シリーズに大きな影響を与えました。

 終盤、フラッシュマンの一人の親が判明しますが、地球の環境に適応できなくなり、地球に残ると死んでしまうという事態に陥り、5人は肉親に再会することなく地球を去ります。

「フラッシュ星で研究して、地球に適応できるようになったらまた地球に戻ってこよう」

悲しくも前向きな言葉に心が打たれる戦隊です。

(うえぽん)

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