保育園の園児たちを乗せたり、宅急便の方が住宅地の路地で荷物を運ぶために利用するなど、街中でリヤカーをみかける機会が多い。そんなリヤカーを見よう見まねで作ったのが、浦和美園地区に住む69歳の増田清寿さんだ。材料は、ビニールハウスを取り壊した廃材というから、ある種の「エコカー」といえるかもしれない。一見、昔の荷車を思わせるが、荷車はそもそも紀元前1500年頃のインド辺りが発祥の地で、人力の荷車は世界中で使われていたそうだ。遠い昔、自転車の後方に連結して、リヤカーで荷物を運んでいるのをみかけたことを思い出す。その後、世の中にはオート三輪車も出てきた。昭和の映画に登場する懐かしいあのクルマだ。あの頃から鮮明に覚えているのだから、われながら歳を重ねたものだと思う。さて、今回紹介する増田さんは、農業の合間を利用して台車やテーブルなどを手づくりして、家族に喜ばれているという。今あるリヤカーは、植木の伐採や畑の草刈りなどに活用しているが、市販の一般車より多く載るので重宝しているようだ。増田さんは「今度は何を作ろうか? ピザ窯、囲炉裏と、何でも買える時代ですが、モノを作るって限りなく楽しいです」目を輝かせながら話していた。次回の力作にも、期待したいところだ。【増田啓子】
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