季節の節目を迎えて行われる五節句の一つ、重陽の節句にちなんだ「重陽・菊の節句」イベントが2020年10月31日(土)から11月8日(日)まで開催される。期間中は、岩槻駅東口周辺の施設や店舗を会場に「新しい日常」に配慮したまち歩きイベントが行われる。重陽の節句は「菊の節句」ともいわれ、旧暦の九月九日に邪気を払う長寿の花といわれる菊の持つ効用を活かして健康・長寿を願った。平安時代に宮中行事となったといわれ、江戸時代には庶民にも広がり盛大に祝われていた伝統行事だが、今では3月の「桃の節句」や「ひな祭り」など他の節句に比べて祝うことが少なくなっている。しかし、生活文化の中では「菊花祭り」、「菊酒」、「食用菊」や「後の雛飾り」、「栗ごはん」、「和菓子」などとして今も受け継がれている。岩槻は地場産業の人形づくりが盛んで、ひな人形はその主力生産品である。節句行事に人形は深くかかわっており、伝統文化になじんだ土地柄といえる。伝統文化や土地の歴史などに思いを巡らしながら、この期間中は、各所に飾られる「後の雛飾り」「重陽吊るし飾り」をめぐり、飲食店などでの食文化めぐりでまち歩きを楽しんでいただきたい。また、期間中は岩槻人形博物館では特別展が開催されている。11月3日には(火・祝)には、にぎわい交流館いわつきでもミニ菊人形づくり体験(有料)などの関連イベントが開催される。岩槻駅構内大宮方面階段側に展示されている「時の鐘」の内に「つるし雛飾り 織姫」制作の「菊華の精霊」と題した重陽の節句をテーマにした飾り付けも行われている。【編集部・小澤】
◎重陽の節句 問合せ先NPO法人岩槻・人形文化サポーターズ 重陽の節句事務局TEL:070-1274-4971
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