加倉の久伊豆神社を後に、一行は本町へ道を行き「児童センター入口」の交差点に着きました。ここはかつての岩槻城の城域との境で、大構があったことがよく分かる場所です。道路は緩やかに大きくへこんでおり、土塁はなくともその堀が大きかったのはよく分かります。「さて、これでいよいよ、岩槻城の城内ですよ」と。吉田知絵美さんたちには適宜図面を見せたりして位置を説明します。前回のとおり、辺りはすっかり夜となっているため、大通りからすぐに案内できるものを紹介していきました。知絵美さんたちは、岩槻城の広大さに驚いておられました。そして、時の鐘、三の丸と行って、いよいよお城の中枢たる『本丸』に到着…が、ここでまさかのアクシデント。本丸の碑も説明板も見当たらないのです。これまでずっと「岩槻城本丸の石碑」は、説明板とともにガソリンスタンド敷地内にありました。しかし、私たちの案内時はガソリンスタンドは閉店。周辺も開発され、本丸の碑が見つからなくなっていました。岩槻城を案内してきて、肝心の本丸を示す物が知らぬ間にどっか行ってしまったでは、さすがにまったく締まりません。周辺をかなり探しても見つからず、あきらめかけたとき、通りの対岸に「⑯岩槻城本丸跡」の木製看板を発見しました。知絵美さんもこれで満足され、どうにかこの案内を完了できました。なお、石碑の行方ですが。今年になり、近隣住民の方々の働きかけにより、近くの足利銀行の前へ新しい説明板と共に無事移設されました。今回に限らず、我々の岩槻にとって大事な歴史を後世にのこす記念碑です。二度となくならないよう願います。【本格格闘甲冑集団―式―・長永】
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