今回紹介しますのは、釣上新田にあります『しばられ地蔵』です。
このしばられ地蔵がある場所は信号交差点横で、すぐそばには東武リズム幼稚園があります。
この道路は比較的交通量があるので、通る時に視界には入りますが、恐らく多くの方がそのままになっている物件かなと思います。
しばられ地蔵は小さな木のお堂の中に、ヒモや布が巻き付いているお地蔵様が安置されています。
このお地蔵様はお願い事をする願掛け地蔵になりますが、そのお願いの仕方に特徴があります。
お願いをする時、なんとこのお地蔵様を荒縄で力いっぱい締め付けるのです。
そして、もし願いが叶ったら、お団子などをお供えし、縄をほどいて差し上げるという習わしとのことです。
この話は『岩槻の伝説』にも入っている様です。
『しばられ地蔵』は比較的珍しいながら、東京など他の地域にもございますので、気になる方はインターネットでぜひ検索してみて下さい。
縛り方がかなり本気でびっくりするかと思います。
見学される方への情報としまして。
この道路は多くの交通量がある南北の道には歩道が無く、余程気になっても簡単には車を停められず、歩道の方から行くのも結構大変です。
一応、交差点東側の道路には歩道がありますので、歩いてのアプローチはそちらからが良いかと思われます。
ここは現代でも願掛けをされる方が居られる様です。
周辺はだんだんと宅地開発が進んでいますが、そんな場所も残る事を少しでも気にかけていただけたら幸いです。
【いわつき武者の倉・長永】
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