音楽と私 「合唱団との出会い」

らうんじ【岩槻】特別編集ページtamakoti

人生の中で辛いできごとは山のようにある。
仕事も、プライベートも、もちろん音楽も例外ではない。
所属していた合唱団をリストラされ、そのショックから音楽を聞くことができなくなった時期がある。
理由は実力不足だったと今は冷静に分析できるけど、高校時代3年間あこがれていた合唱団にようやく入団できて1年もたっていないころで、大学生だった私からしてみると初めて社会の荒波に飲まれ足場が一瞬で崩壊したようなそのショックは計り知れなかった。
買ったばかりのCDラジカセの電源を入れることもできず、スピーカーから流れる音楽を聞けば聞くほど涙しか出てこない状態で音楽なんてもうやらない、と本気で思った。
でも、結局音楽をやめることができなかったのは、叶大介・順子夫妻に出会い、別の音楽を知ったからにほかならない。
叶夫妻はゴスペルグループ「サーカス」の元メンバーで、還暦を過ぎた今でも現役で活躍されている。
この二人から、感動する音楽を作ることを教わった。
実はコンクールの入賞や技術を追っていた今までの音楽の作り方とはまったく違っていた。
グループの雰囲気を作ること・その雰囲気に観客を巻き込むこと、これに尽きるということなのだ。
もちろん技術がある方がなおよいのだが。
そんなわけで、多大な影響を受けた私は約7年間、この二人が教えているゴスペルサークルに所属することとなった。
【うえぽん】

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。


Warning: Undefined variable $user_ID in /home/c5894747/public_html/iwatuki.raunzi.com/wp-content/themes/opinion_raunzi/comments.php on line 159

無料イラスト素材【イラストAC】

アーカイブ

お勧め記事

  1. 手品師に 拍手喝采 光る技 盛田桂治 元気だが なぜか気になる 淋しそう 原 …
  2. 2025/11/14

    今月の短歌
    しきなみ短歌10月例会の高点歌(4首) 迎え火に 応うるごとく 蜩の声  近々と澄み 透りゆく …
  3. 題名は「カラフル迷路」。 俯瞰した大地の地図のようです。 何本もの道が交差してはぶつかり合って次…
  4. ストレスが 買い物カゴに 入り込む 堀江 恵 入社即 退職届け 代行屋 遊佐 弘 口だけは …
ページ上部へ戻る