12月9日(土)に、岩槻区城南の真福寺貝塚で、「発掘調査現地見学会」が開催されます。
真福寺貝塚は、”SHINPUKUJ I SHELL MOUND”として世界にも知られる国指定史跡です。
縄文時代後期から末期(約3800〜2600年前)の集落の遺跡で、大正15年に最初の発掘調査が行われました。
昭和15年に東京大学が行った発掘調査では、一辺10メートルの大型建物跡が発見され注目されました。
昭和40年には慶応大学が泥炭層を発掘調査し、土器編年研究を進めました。
現在はさいたま市教育委員会が継続的に発掘を行い、毎年現地見学会を開催しています。
戦前には「ミミズク土偶(高さ20.5センチ)」がほぼ完全な形で見つかり、国の重要文化財に指定され東京国立博物館にて展示されています。
令和2年には、新たなミミズク土偶(写真)も見つかりました。
この真福寺貝塚があるのは岩槻区の中央部にあたる台地で、現在でも水害の浸水予想域から外れる安全な地域です。
縄文時代の人々もこの地域を安全な地域として選び、大きな建物を建てて集団で生活したのでしょうか?
現地では今でも驚くほどのたくさんの土器が、地中に埋まっています。
想像を絶するほどの昔の人たちが作った土器のなかには、耳飾りなど、装飾用のものもありました。
そんな土器の実物を見ながら、あなたも大昔の生活に思いをはせてみませんか?
【さいたま市防災アドバイザー 加倉井誠】
発掘調査現地見学会
【日 時】12月9日(土)10時~11時30分、13時30分~15時
【場 所】岩槻区城南3丁目949番地付近
※バス 岩槻駅から東川口駅北口か浦和美園駅東口行「元浅間」「真福寺」下車
【参加費】無料(予約不要・小雨決行)
【主 催】さいたま市教育委員会(文化財保護課TEL:048-829-1724。当日048-835-3156)
駐車場はないので、バスか自転車でお越しください。
岩槻高校の裏のあたりです。
価格:550円 |
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