20周年記念イベント開催 「人形のまち岩槻まちかど雛めぐり」

「人形のまち岩槻まちかど雛めぐり」が、2月23日から3月12日まで行われた。今年は開催20周年を記念するさまざまなイベントが行われたことを紹介する。
「岩槻 人形と吊るし飾り」では、地場産業である岩槻の人形師が作た創作人形と現代人形作家の作品を展示するとともに、多様な吊るし飾りを展示。3月3日から5日にかけて、岩槻駅東口ワッツ西館4階で行われた。各日参加者1000人以上の観客が入る盛況をみせた。
岩槻人形博物館では、地域に開かれた博物館を目指す一環として、会議室などの管内施設を開放してNPO法人岩槻人形文化サポーターズとのコラボ企画が2月26日、3月4日、3月11日に行われた。
2月26日の「ひな人形絵付け体験」には、子どもや大人が家族ぐるみで参加した。希望者が多く整理券を発行し、参加者をさばかなければならなくなるほどだった。
3月4日には「人形衣装でおひな様体験」として、衣装に着替えた子どもたちと家族の記念撮影が行われた。屏風を背景に毛せんを敷いた撮影用の舞台を使ったシチュエーション以外にも、同館内の入り口にあるロゴを背景とする撮影も実施。また、節句の雰囲気づくり、琴の生演奏が行われて、来場者を惹きつけた。
3月11日には「百人一首体験」(岩槻オリジナルルール)として、大人と子ども向けに20枚の札をおいて、読み手に合わせて、互いに競って取り合うルールで行われた。 各日共通して参加者が岩槻区以外から多数を来場していることもわかった。岩槻人形博物館という施設とまちかど雛めぐりというイベントが相まって区外から集客できていることが確認できる事例の一つとなったといえる。

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