岩槻人形博物館の開館を受けて、区内では新たな特産品づくりを試みる動きが目立ち始めている。現在、販売中の「岩槻こはく菓子ひなな」もその一つ。「岩槻に新しい銘菓を」という思いから、区内の和菓子店5店舗が共同で作り上げた。同商品を手がけたのは、磯崎家宗庵、秋月、田中屋本店、時乃鐘田中屋、藤宮製菓らで結成された「岩槻特産品研究グループ」だ。江戸時代から庶民の間で親しまれている和菓子「琥珀糖」の伝統技法を活かして開発。良質の寒天に白桃・ぶどう・みかん・ブルーベリーなどの果汁や、紅茶のアールグレイを混ぜて作られているのが特徴で、江戸時代の華やかで粋な色使いにちなみ、五色五味の目で見ても楽しい一品に仕上げた。製造は店舗ごとに行われており、共通した素材を利用しながら型は各店オリジナルのために形もさまざま。雛人形・ぼんぼり・千鳥・桜・ひし餅・扇・折り鶴・宝船など、伝統的な縁起物を模した商品は十センチ四方の箱に詰め込まれており、味わいや大きさにも各店のこだわりがみられ、さながらパズルのような仕上がりとなっている。【編集部・小澤】
「岩槻こはく菓子ひなな」は、にぎわい交流館いわつきと各店舗で販売。価格は、864円(税込)。
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