こんにちは。地元岩槻で江戸木目込み人形を製作しております「ゆうき」と申します。今回は、みなさんも最近感じているのでは…と思いますが「あたりまえじゃない」をテーマに原稿を綴っております。いまだ終息の見えない新型コロナウイルス感染症によって、あたりまえのように買えていたマスク、トイレットペーパーやお米などの日用品が手に入りにくくなり、そして、あたりまえのように幼い頃からテレビで観ていた著名人の突然の死…。さまざまな物事にふれる中で、私は幼い頃の記憶がよみがえりました。9歳の時に7つ離れた姉が2年間の闘病生活の末、先天性の心疾患により亡くなりました。一時は入院先の病院から突然家に帰ってきたこともあり、1年半ぶりの再会で「今日からは毎日一緒に過ごせるんだ」と思っていました。しかし、わずか1週間足らずでふたたび病院に戻らざるをえなくなり、そのまま帰らぬ人となってしまいました。今でもその時の事をとても悔やんでいます。あの1週間をなぜ大切に過ごさなかったのかと…。毎日共に過ごしている家族、一緒に笑い合える仲間、そばで優しく見守ってくれる人、いてくれることが「あたりまえ」ではなく、「ありがたい」ことだったのだと、今回の新型コロナウイルス騒動によって改めて思い出させられました。いま一度、そんな思いで周りの人たちと分かり合えたらと思っています。平穏な日々に一刻も早く戻れるよう、近いうちの終息を祈るばかりです。【ゆうき(人形の金重・工房ゆうき)】
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