おもかげ雛が繋いだ 少女の意志を継ぐ花々

9年前に発生した東日本大震災の津波により、送迎バスの中で亡くなった石巻市・日和幼稚園児の愛梨ちゃん。
高台にあった幼稚園から大津波警報が出ている中で低地の沿岸部へ送迎バスを送り出し、津波とその後の火災により6名の園児が亡くなった。
それから6ヶ月後。岩槻からの被災者支援として、遺族の方々に初めて贈った「おもかげ雛」36体の中に愛梨ちゃんの写真があった。
そして、さらに数年後。愛梨ちゃんの遺体発見現場に真っ白な花が咲き始めた。
一輪だけ持ち帰った花、アイリンブルー(フランス菊)が芽を出して命を繋ぎ、奇跡的に種を付けたのだそうだ。
娘からの「大切なメッセージではないか」と考えた母親の美香さんは、多くの人びとに命の大切さを伝えるためのプロジェクト「アイリンブルー」を立ち上げ、今なお活動を支援してくれる人たちにこの種を増やして届けています。
おもかげ雛で繋がった岩槻でも、2020年3月7日に講演会を予定していたのだが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、直前になり開催が中止となってしまった。
ただ、美香さんからは事前にアイリンブルーの苗4株と種を送って頂き、おもかげ雛でお世話になった井藤人形さんのプランターで咲き始めている。
畑に蒔いた種からも、苗が10株ほど育ってきている。
岩槻の人形とも縁があり、尊い命や防災のメッセージを含んでいるアイリンブルー(フランス菊)が、岩槻の各地で見られるようになるまで広がればうれしい。
【編集部・奥山】

咲き始めたアイリンブルー

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