宿題をやらせてほしいと保護者の皆様からご要望をいただくことがあります。しかし、みんながみんな、宿題を素直にするわけではありません。なかには、なかなか宿題をしようとしない子供もいます。遊びたい気持ちが単に強すぎるのか。宿題が苦手なのか、分からないのか。それが知られるのが嫌なのか。上手く宿題をさせる方法が見つからず、私も悩みながら関わっていました。周りの友だちがその子供にどんなふうに声をかけているのかも要因としてはあるのでしょう。「そんなのも分かんねーのかよ」とか言われたら、やる気になったとしても、がんばろうと思えません。それなら遊んでいた方が楽なので、逃げようとするかもしれません(実際にそういう場面もありました)。かといって個室も行き過ぎた配慮みたいで、劣等感を刺激するのかもしれません。要因をすべて含めて、どうやって上手く宿題(物事に集中して取り組む環境)ができるかという工夫を、業界では「構造化」と呼びます。「自分のペースでやらせて」という意思を見守り、尊重するのが大切だと頭では分かっているのですが、待てないと、子供は何か損なわれた感じを受けるかもしれません。「やるって言ったのに、どうしてやらないの」よりは「君はどんなふうに考えて、今日は宿題やろうと思っているの?」というやりとりが大切です。今考えると、そこまで考えてようやく「宿題ができる環境」を整えることができるし、宿題をやらせるとは、そういうことも含めたものなのだろうと思うのです。(次回、後半へ続く)【ともくん】
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