岩槻区がさいたま市へと編集してから、今年、2020年で15年目になる。現状、行政による目立った行事はないようだが、この街が持っている特徴や魅力に磨きをかけなければ、いずれどこにでもある街として衰退してしまう危機感もある。今年は2月に目玉として、岩槻人形博物館もオープンした。それに続き、期待したいのがさいたま商工会議所が提案している、岩槻城址公園周辺での岩槻城復元構想である。いかなる物事も、構想から実現までには相当の期間と多額の費用。そして、地域で一丸となった熱量が必要だ。現在の新型コロナウイルス感染症による行政の経済的負担なども考えれば、従来の行政を中心とした枠組みとは異なる、市民参加型かつ行政との協働による街づくりも必要になりそうだが、おそらく実現には時間もかかるだろう。そこで、岩槻城復元につながる行政と市民の協働を想定した、旧・日光御成街道の街並みづくりを考えてみた。まずは、道路拡張により歩道を整備する。そして、昔の面影が消えてきた加倉から渋江までの区間には街路樹を作り、城下町ならではの風情を感じさせる樹木へと10年計画で植え替え、子どもたちも喜ぶキャラクターに刈り込めるものへ変えてみるのはどうかと思った。実際に街並みを映像で再現してもらったが、いかがだろう。これからの街づくりは、地元の私たちが先導して、労力や費用負担も覚悟する時代になりそうだ。【編集部・奥山】
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