いつも気になって通るのだが、ビニール袋や、ペットボトルのポイ捨てを見たことがない。ここは、浦和美園地区122号バイパスの下り線を、寺山陸橋から左に折れた緑豊かな場所だ。近隣には大型ホームセンターもあるので、車の往来は比較的多い。さいたま市からの「環境を大切に不法投棄はやめましょう」のお堅い立看板のそばに設置されているのは「たいへんなことになりますよ!!」や「バ◯がありますよ!!、「い◯いこと◯いよ!!」の文字が書かれた看板。目に飛び込んでくるやいなや「何コレ? バチ? クイズか何か出されたような?」という気持ちが込み上げてきて、足元に小さな鳥居が鎮座している光景も、だいぶインパクトが大きかった。神社の参道入り口に立つ門を模したものだが、左右の日本の柱の上に笠木を渡し、その下に連結する貫(ぬき=木造建築で使用される水平材)を入れたのものに、大きな目玉を入れてあるのをみても「見てるぞ」と警告の意図が伝わってくる。どれほど立派な看板よりも心に突き刺さるのは、鳥居の模型のおかげか。空き缶、ペットボトルを見かけないと感心するばかりだ。「チリも積もれば山となる」と言われるように、チリがなければ美化に務められるお手本のようだ。一人ひとりのちょっとした心がけで、ゴミのない道路を。車で走ったり、ときには、散歩コースとしても楽しみたいものである。【増田啓子】
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。
Δ
6月号で紹介 目白大学「流し素麺」の報告
自治体でもオンライン活用 大学生による講座
トップページに戻る
移動済み情報記事一覧へ
Copyright © WEB ら・みやび 岩槻 All rights reserved.
この記事へのコメントはありません。