寂しくなりがちな冬の庭に色どりを与えてくれる花といえばパンジー。可憐でかわいらしい姿が人気の花です。秋から春にかけて色とりどりの花を咲かせるパンジーですが、英名の「Pansy(パンジー)」は、花の模様が人の顔に似ており、花が前に傾いた様子が思索にふけるようにも見えることから、フランス語で「思想」を意味する単語「pensée(パンセ)」にちなんで名付けられたといわれます。パンジー全般の花言葉「物思い」はその花姿が思索にふける人の顔のように見えることにちなみます。色ごとの花言葉は、紫が「思慮深い」。黄色は「つつましい幸せ」「田園の喜び」で、白は「温順」です。そして、逸話もあります。春のある日、天使が野に降り立ち、美しいスミレの花を見つけました。天使は花に「人々に真の愛の心を伝えておくれ。わたしたちの面影をお前たちに移してあげるから」とささやきました。天使は花に三回キスをし、スミレの花が三色になったといわれます。ヨーロッパではパンジーは愛を伝える花として贈り物などにも使われるようになりました。シェークスピアの「真夏の夜の夢」に眠っている女性にパンジーの花の汁を飲ませると、目覚めて最初に見た男性に恋をするという描写がありますがパンジーの言い伝えから来ているのかもしれません。古来より物思いと恋は似ているのかもしれませんね。【さかい】
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