自然災害と向き合う 命を守るのは誰なのか?

■国民の皆さんへ ~大事な命が失われる前に~
・自然災害は、決して他人ごとではありません。「あなた」や「あなたの家族」の命に関わる問題です。
・気象現象は今後更に激甚化し、いつ、どこで災害が発生してもおかしくありません。
・行政が一人ひとりの状況に応じた避難情報を出すことは不可能です。自然の脅威が間近 に迫っているとき、行政が一人ひとりを助けに行くことはできません。
・行政は万能ではありません。皆さんの命を行政に委ねないでください。
・避難するかしないか、最後は「あなた」の判断です。皆さんの命は皆さん自身で守ってください。
・まだ大丈夫だろうと思って亡くなった方がいたかもしれません。河川の氾濫や土砂災害が発 生してからではもう手遅れです。「今、逃げなければ、自分や大事な人の命が失われる」との意識を忘れないでください。
・命を失わないために、災害に関心を持ってください。あなたの家は洪水や土砂災害等の危険性は全くないですか?危険が迫ってきたとき、どのような情報を利用し、どこへ、どうやって逃げますか?
・「あなた」一人ではありません。避難の呼びかけ、一人では避難が難しい方の援助など、地域の皆さんで助け合いましょう。行政も、全力で、皆さんや地域をサポートします。

「平成 30 年 7 月豪雨を踏まえた 水害・土砂災害からの避難のあり方について」中央防災会議ワーキンググループの報告より

 詳細については、「釜石の奇跡」の防災教育で有名な片田敏孝先生の新刊「人に寄り添う防災」をぜひお読みください。
【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】

片田敏孝著「人に寄り添う防災」集英社新書

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