弊紙1月号から呼びかけを始めた市民の自主的な形での署名活動と、その活動のための基金「みやびフアンド」は、新型コロナ感染拡大による非常事態宣言が出たことにより会合や活動はやむなく止まっている状況です。そのような中でも署名者数は、岩槻区内で80名、東京、大阪、京都、千葉、宮城、富山など県外の方からの署名も含めて2021年2月末現在で162名です。10万以上を目標にしていますが、とても無理だと思ってあきらめますか?でも、岩槻区民だけで11万2864人もいます。知人や親戚の方の協力を得られたら十分可能な数字だと思いたいです。目標達成は岩槻区民ひとり1人のネットワークを使った周知と行動が頼りです。
●今なぜ署名活動なのか岩槻選出のさいたま市議5名にアンケートをお願いし、1名の市議の方からのみ回答を頂き、2月号4ページに掲載しました。他の4名の方からの回答は届いていません。12月議会の清水市長の答弁の中で「延伸は、長きにわたり地域の皆様の強い熱意と期待が込められた事業。一日も早い鉄道事業者による事業着手を目指したい」と話しています。「地域の皆様」とは地下鉄延伸を願ってさいたま市と合併した岩槻区民ではないでしょうか。「強い熱意」や「期待」がいまだ冷めていない事を何かの形でさいたま市全体に知ってもらう必要があると考えます。個人レベルでも無理なく意思を表明できるのが簡易な形での署名だと考えています。
●岩槻以外からの声岩槻延伸に掛かる費用負担の割合が埼玉県とさいたま市が折半の場合では全体の11分の6となり、約150億円程度ですが、さいたま市の議会の承認を得なければ国への認可申請が出せない。では岩槻以外の方はどう考えているのでしょう。まずはさいたま市議の方の考えを知りたいと考え、岩槻区以外の選出市議55名の方に説明文を添えて署名の依頼書を郵送しました。その中には、もし署名ができない場合はその理由や活動へのアドバイスの記載もお願いしました。結果として、返信で署名頂いたのは下記の2名だけでした。鶴崎敏康議員(選出区=見沼区、所属名=自由民主党議員団)、川崎照正議員(選出区=北区、所属名=自由民主党議員団)。岩槻選出議員の方の回答も他区選出議員からの反応もこの様な結果でした。この結果をどう見ればよいのでしょうか。
●調べてみましたさいたま市に地下鉄7号線延伸事業の特別委員会があり、12名の市議の名前が載っており岩槻区選出市議5名全員が入っています。さいたま市のホームページ内で公開されている地下鉄延伸に関する最新情報を探してみました。延伸認可申請事業化実現期成会と、さいたま商工会議所が出した要望書(令和2年11月4日受理)があり、その中に「具体的な工程表の明確化」の要望文がありました。回答では、「レベルを上げた協議、意見交換を行なうことで、延伸事業計画の深度化を図りながら、一日も早い実現を目指し、取り組んでまいります」と、行政らしい文言で回答書に出ています。市の窓口は、都市戦略本部/未来都市推進部 鉄道戦略担当になっています。
●岩槻選出議員の方へのお願い皆さんは投票の結果として岩槻区民の有権者から選ばれた5名です。岩槻区民の声を自分の考えで選択し、議会や行政に反映させるのも大きな使命です。自分の支援者への活動も大事かと思いますが、岩槻全体の代表である事も忘れないで政党や思想の違いを越えて岩槻の将来のために協力して頂きたい。今回の市民が始めた署名活動についても、特別委員会メンバーとしての考え方や最新情報を知らせて欲しいのと、議会の最前線で動いているからこそのアドバイスをお願いしたい。また、委員・議員として市民に知らせる努めがあると考えます。【編集部・奥山】
この記事へのコメントはありません。
この記事へのトラックバックはありません。
Δ
リノベーションまちづくり カフェ「ChaTora」 開店
平成の大合併を振り返る 岩槻の新市建設計画
トップページに戻る
移動済み情報記事一覧へ
Copyright © WEB ら・みやび 岩槻 All rights reserved.
この記事へのコメントはありません。