岩槻の伝統行事である五節句の一つ・重陽の節句にちなんだ「第8回重陽・菊の節句イベント」が、2021年10月9日(土)から10月24日(日)まで岩槻駅東口周辺で開催される。当日に向けて、関係各位は感染対策の徹底にも取り組んでいる。重陽の由来は、古代中国の陰陽の考えから。陽とされる数字で最も大きい「九」が、九月九日に重なることから「重陽」といわれる。この時期に咲く菊は、邪気を払う長寿の花とされ、菊の持つ効用を活かして健康・長寿を願ったため「菊の節句」ともいわれる。日本では平安時代から宮中行事となったといわれ、江戸時代に庶民へ広がり、季節の行事として定着していった。その後、旧暦と現在の暦のずれが影響し、3月にある「桃の節句」などと比べて、祝われることが少なくなった。しかし、伝統は受け継がれており「菊花祭り」「菊酒」「食用菊」「後の雛飾り」「栗ごはん」「和菓子」などの形で、現代の生活文化にも根付いている。イベント中は、伝統文化や岩槻に残る土地の歴史などに思いを巡らせられる様々な催しを企画。各所に飾られる「後の雛飾り」「重陽吊るし飾り」を見ながら、飲食店などの食文化めぐりでまち歩きを楽しめる。10月9日(土)は、にぎわい交流館いわつきの外部スペースで「ミニ菊人形づくり体験(有料)」や福祉団体のバザーを開催。家庭でも、節句の祝いとして自分流の「後の雛飾り」や「食」を楽しむのもよいだろう。【小澤】
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