今年5月、岩槻高校の1年生318名がモザイク壁画を制作。その大きさがギネス記録に認定されることになった。大きさは、5・1m×6・4m。埼玉県の「コバトン」とさいたま市の「ヌゥ」が絵柄となっている。この絵柄には、埼玉から世界に発信をしたい、頑張っていきたいという気持ちを込めたという。これまで岩槻高校では、新入生となる1年生の企画として、例年、この時期に遠足を行っていたが、新型コロナウイルスの影響で実施が難しくなってしまった。その代替策としてなったのが、モザイク壁画の製作である。担当教員の持田真人教諭は、「モザイク壁画の制作を通じて、生徒の親睦が深まり、ギネス記録に挑戦する目標があることで団結力が高まることを目的に企画した」と語った。また、制作を中心的に担った生徒でもある二人、折原花音さん・渥美桜空さんに話を伺うと、「期待していた遠足が中止となって少しだけ残念な気持ちであった」と当初の心境をつづっていた。しかし、実際に制作していくと「台紙に紙吹雪を貼っていく過程が思っていた以上に楽しく、みんなで協力することでギネス記録という大きな目標も達成できることが分かった」と話してくれた。このようにギネス記録認定まで順調に進んでいるように見えるが、コロナ対策をはじめ申し込み時のやりとりや証人の招致など、事前準備にも手間取ったという。また、認定までの条件として全ての制作過程を動画に記録をしたり、紙吹雪や台紙の大きさも指定されていたりと厳しく審査がされた。そのため、最後の最後まで認定されるかどうか心配していたという。こうした事前準備はあまり知られることがないが、生徒のために熱心に企画に取り組む教員がいることでコロナ禍でも生徒の学校生活の充実が期待できるだろう。岩槻高校は、埼玉県内で唯一の国際文化科が存在していて、語学系・国際系の授業があることが特徴的である。ぜひ、これから進学する中学生、保護者の皆さんはチェックをしてほしい。
地域の皆さんへ(岩槻高校・持田真人教諭より)新型コロナウイルスによってこれまでのような地域交流が難しくなってしまいましたが、こうした生徒の取り組みを知っていただき、地域の皆様の励みになれれば嬉しく思います。引き続き、岩槻高校の生徒の活動にご支援をいただけると幸いです。
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