ヒーローがヒーローとしていられるのは、魅力的な悪役がいるからこそと忘れてはいけない。存在したヒーローの数よりも、悪役や怪人の数の方が圧倒的に多い。ゆえに、魅力的なキャラクターも数多く存在する。特に、近年は悪役の方が人間じみていて、感情移入してしまいがちだ。例えば、2003年1月〜20074年1月放映の『仮面ライダー555』には、オルフェノクという怪人たちがいる。彼らは、一度死んで覚醒し蘇る人類の進化形態で、正体は「人間」だ。それも、何かしらの事情があり死んでしまった人間で、劇中では、人間と怪人の間で感情の揺れ動くさまが描かれている。また、敵側だったのに正義側に寝返ってしまうキャラクターたちもいる。例えば、2013年2月〜2014年2月放映の『獣電戦隊キョウリュウジャー』に登場するラッキューロとキャンデリラだ。楽しみと喜びを司るモンスターの彼らは、悪の集団デーボス軍の幹部だった。しかし、キョウリュウジャーの説得によりデーボス軍を抜けて、最終的には人間と仲よくなる道を選ぶ。劇中では、地球で人気のある少女漫画が大好きになり、作者に大量のファンレターを書いてみたりと、悪役ながら憎めない存在でもある。1996年3月〜1997年2月放映の『激走戦隊カーレンジャー』に出てくる敵・ゾンネットも、元々は敵側のお姫様だった。宇宙暴走族ボーゾックに転がり込んで幹部の一人として悪さをしていたが、最終的にはカーレンジャーのレッドレーサーと相思相愛になってしまう。悪役に注目してみるのも特撮の面白さ。みなさんも印象に残っている悪役はいるだろうか。【うえぽん】
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あなたの心に届けたい言葉「Epilogue」
子は親の鏡 もう一つのドラレコ
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