迫力満点の爆破シーン 戦争から観光イベントへ

特撮に欠かせないのが「爆破」のシーンだ。
ヒーローと敵の戦闘シーンでは、アクションをさらにきわ立たせる役割を持つ。
なかでも、ガソリンにより大きな爆炎を伴うナパームは迫力満点。
戦隊ヒーローが名乗るシーンで使われる機会が多く、爆発する様子はすさまじい。
このナパーム。
元々は、アメリカ軍によって研究開発、使用されたナパーム弾であった。
アメリカ軍の要請を受けてハーバード大学のルイス・フィーザーが開発した爆弾で、航空機から落下させて広範囲を焼き尽くした。
朝鮮戦争うや太平洋戦争下の東京大空襲でも使用したといわれている。
もちろん、現代の撮影に使われているものは、安全に配慮しているのはいうまでもない。
爆発シーンの撮影で有名なロケ地が、北関東の栃木県栃木市にある岩船山だ。標高172・7メートルで足尾山地の最南端に位置する山の「岩船山中腹採石場跡」は、特撮ファンにとっておなじみ。
ナパームを使った爆破体験も、観光イベントの一つだ。体験当日は、憧れのキャラクターに扮したコスプレ姿の観光客が、爆破の瞬間に合わせて記念撮影をしている。
戦争に使われていた兵器がヒーロー作品に欠かせない技術となり、観光イベントの一つになる。
これまでの流れを噛み締めながら特撮を見ると、思わぬところで発見があるのでやめられないのだ。
【うえぽん】

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