コロナ禍になって様変わりしたヒーローショーを観劇した。もちろん場所は聖地である東京ドームシティーGロッソである。観客は満員。周りはちびっ子だらけの中、いちばん後ろに大人一人で座った。最近のヒーローショーは進化をしていて、プロジェクションマッピングや映像を使用した必殺技の演出など、かなり凝っているのが特徴である。とはいえ、これは屋内であるからこそできる演出であり、屋外でそうもいかないことが多い。ヒーローショーの魅力は何よりもその場でヒーローの活躍が見られること、ふれあえること、そしてヒーローがピンチになった時に応援するあの一体感だと思う。コロナ禍になる前は「みんなでヒーローたちを応援しよう!!」のかけ声で、会場の子供達が「頑張れ!!!」と全力で大声を出すことが一般的であった。以前は、野太い声の「頑張れ」が聞こえることはまれであったが、今はそんなに珍しくない。しかし、コロナ禍で「声を出す」ことができない。何より「ふれあうこと」もできない。でもヒーローを応援したい。ヒーローショーではどんな工夫をしているのだろう。売っていたのはペンライト。ショーの最中に、その場面に合わせて自動でライトが点滅し、色が変わったりする。そして、それを持っていない人はピンチの時は拍手で応援する。どこかのライブ会場にでも行ったような熱気が満ち溢れている。そしてふれあえない代わりにヒーローたちはショーの後に歌いダンスを踊る。コロナ禍でショービジネス全般的に変革を求められてきたが、ヒーローショーも例に漏れなかったのは言うまでもない。それを見て帰る子供達の笑顔が以前よりも一段と眩しく見えた。【うえぽん】
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