岩槻人形博物館で2022年1月29日(土)から3月21日(月)まで、企画展「創作人形作家の雛とおもちゃ絵~人形の近代を巡る~」が開催される。日本では明治時代末から一部の好事家たちによる江戸懐古趣味や、それをたくみに取り込んだ百貨店での人形頒布会などにより、人形玩具の収集という新たな趣味が流行した。人形作家による美術的な人形も興隆し、昭和11(1936)年には官展への初入選を果たすなど、ひいては芸術としても認められるまでになった。企画展では趣味から芸術まで、人形に求められる役割が広がった躍動の時代に焦点を当て、人形玩具趣味と連動して流行した「おもちゃ絵」、人形研究団体の先駆けとしてその新たなあり方を模索した「白澤会」、官展初入選を果たし、雛頭の名手としても知られた「野口光彦」、という3つのキーワードから、人形とその周辺の紹介を試みる。学芸員による展示解説も2月20日(日)と3月13日(日)のいずれも13時30分から所要時間30分程度で行われる。学芸員の説明により作品への理解をいっそう深められるおすすめの企画だ。申込不要だが、人数制限の場合もある。企画展に併せて、講演会「人形趣味の近代-古物収集から人形作家作品へ-」も実施。関東学院大学教授・神野由紀氏よる無料講演が2月26日(土)14時から行われる。また、ワークショップ「つくろう、おひなさま~ふじ雛の絵付け体験~」も実施される。2月6日(日)の10時からは小学3~6年生、14時からは中学生以上を対象として、参加費400円で楽しめる。各種申込みは別枠の問合せ先「岩槻人形博物館」まで。会期中は着物で来館すると、観覧料無料の特典もある。
◎問合せ岩槻人形博物館TEL:048-749-0222公式サイト:https://ningyo-muse.jp/
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