デザインも多彩に 辺りを照らす「竹あかり」

竹と一言でいっても色々な種類がある。
竹に穴を開けて中から明かりを灯す「竹あかり」に使われるのは、孟宗竹(もうそうちく)と呼ばれるイネ科の竹だ。
ササ類で中国から渡ってきたといわれている。
大きなものでは高さ25メートル、直径24センチメートルにもなるため、竹あかりには適している。
浦和美園地区で造園業を営む方によると、竹あかりや竹灯籠は近年需要が高まっているようだ。
アウトドアが人気になったことで、自然の光やあかりを楽しむ人が増えているのかもしれない。
竹に型紙を当てて、電動ドリルで大小の穴を開けていく。
花火や草花、風景とデザインのモチーフもさまざまだ。
穴を開けた竹筒の中にLEDライトを入れると、ライトアップされて、ひときわ目を見張る竹あかりが完成する。
竹の節を取りのぞくのは手間だが、DIYで製作できる。
長いものから短いものまで。
竹のサイズや全体のバランスを考えながら作ると、星あかりにも匹敵する絶景がそこへ広がる。
【増田啓子】

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