浦和美園地区の富山良子さんは、70代だ。15年前、夫婦でオーストラリアへ移住。ピアノの行方は…。娘たちとピアノ教室に通い、生活の一部だったこともあり、発表会のひとコマひとコマがよみがえり愛おしかったが、家族で話し合い、思い切って夫の弓仲間のおひとりに譲ることにした。その後、帰国して、またピアノのある暮らしを臨み、電子ピアノを買いひとりで楽しんでいた。ところが、あの手放したピアノは「どうしているかしら?」と、日々その思いが募っていった。そんな折、夫が東川口駅で弓仲間とバッタリ、意気投合し、ピアノを譲った方の電話番号が分かり、連絡が付いた。先方も「孫も電子ピアノなら親しめるかな」と、めでたく交換することに。弾いてみて、指のタッチ、音のちがいに、改めて、娘たちが幼かった頃を思い出し、愛着が増し、今日も美しい音色に癒やされている。【増田啓子】
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