正義のヒーローは無職&無給である。これは、あながち間違いではなく、過去の歴代のヒーローを見ると、仮面ライダーシリーズを筆頭に、無職や自由人、旅人など定職がない率が高い。しかし、働きながらヒーローをしている登場人物も数多くいる。特撮ヒーローの中でも歴史の長いウルトラシリーズ。戦士は、ウルトラ警備隊かそれ以外に所属していることが多く、変身する登場人物もたいてい防衛隊に所属している。なかでも、ウルトラマン80は桜ヶ丘中学校1年E組の新人教師・矢的猛(やまとたけし)として、地球で生活しながら教鞭と取っていた。地球防衛軍のUGM(ユージーエム)にスカウトを受け、UGMと教師とウルトラマンの三足のわらじ生活を送ったのち、13話以降で教師を辞めて、怪獣退治に専念することになる。背景には「昼間、授業中に怪獣が出たらどうするのか」といった葛藤から生まれる学園ドラマに主眼を置いた物語にしたいという意図があったようだ。ただ、制作サイドの都合で13話以降は従来の路線に変更したため、学園ドラマは12話までしか描かれなかった。なかには、ウルトラマンオーブのような風来坊もいるが、たいていは怪獣退治を専門に収入を得ながらヒーローをやっていると考えてよい。一方、圧倒的に無職が多いのは仮面ライダーだ。なかでも、収入の高いライダーが比較的集まったシリーズは仮面ライダーエグゼイドで、仮面ライダーに変身する登場人物の多くが医者か会社の社長であった。また、仮面ライダードライブの泊進ノ介は警察官で、もっとも手堅い仕事に就く公務員仮面ライダーである。ヒーローの職業は、放送当時の世相も関係している。そんな部分に目を向けてみてはどうだろうか。【うえぽん】
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