子ども奮闘記 「言葉にして受け止める大切さ」

学童に勤めた私が当時を振り返って、気づいたことを綴る「子どもたちとの関りの日々」の記録です。

「自閉症」というものがあります。
強いこだわりやコミュニケーションの苦手さが特徴なのですが、こだわりが転じて趣味になり、それが特技になったりすることもあります。
それが学面を支えることも、何らかの才能になったりすることも、あるかもしれません。
その子は漢字が大好きで、自分で漢字を作ってノートに一覧にしていました。
苦手なのは心の整理。
うまくいかないことや急な予定が変わったりすると混乱して泣き出してしまうことがあるのでした。
学校など集団生活は時間通りに動くので大丈夫かもしれませんが、学童だとそうもいきません。
急な予定の変更というのは日常ではつきものです。
おやつの時間など、予定していたものの時間がずれると、途端に落ち着きをなくして、しまいには「わー」と大声を出して物を投げたり、走り出してしまうのでした。
そういう中でこの子の親御さんは放課後の居場所にあえて学童を選んだのでした。
いろんな刺激を受けながら、世の中で適応する力をつけさせたい、ということでした。
障害のある子になじみがない子どもたちも、そうした障害のある子に触れてフラットに接することは大切な経験だと思っています。
支援学級(学校)を使うかどうかは、悩ましいです。
どちらが正解とかはないと思っています。
【ともくん】

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。


Warning: Undefined variable $user_ID in /home/c5894747/public_html/iwatuki.raunzi.com/wp-content/themes/opinion_raunzi/comments.php on line 159

無料イラスト素材【イラストAC】

アーカイブ

お勧め記事

  1. 「音楽会」という題です。きれいなしっかりとした安定感のある構成です。 四角のリズム、三角も丸も縦の…
  2. ◆6月号(分数の問題) □にあてはまる共通の数はいくつになりますか。  【問題制作:菅野智仁…
  3. 2025/6/14

    今月の短歌
    しきなみ短歌5月例会の高点歌(四首) 心平らに 静かにひとひ 過ごしけり おりおり強き 風吹く里…
ページ上部へ戻る