開智中学高等学校(さいたま市岩槻区)では昨年2022年の夏より「岩槻IB探究」に取り組んでいます。IBとは「国際バカロレア=国際的な大学入学資格」の略称で、開智学園で導入が進んでいる欧米型のカリキュラムです。実はこのIBカリキュラムにおいても探究は必修です。そこでは「創造力を発揮した地域貢献活動を実践し、それを発信すること」が要求されます。「岩槻と人形」チームは、人形工房や店舗、人形博物館などを訪問し、岩槻人形の歴史、節句文化、現代の雛人形とその製造について探究しました。そして岩槻は「人形職人のまち」であり、その技術・クオリティはまさに日本一であると感じました。これを多くの人々に再認識してもらおう!ということで受験の神様「天神様」人形を制作し、受験生を応援し、人形のまち岩槻の知名度をアップさせる企画を実践しました。岩槻の多くの人形工房さんのサポートで完成した13体の人形を受験会場に展示することで、受験生にリラックスしてもらい、多くの人々に「人形のまち岩槻」を再認識してもらうことができました。人形制作の大変さ、完成した時の感動、そして様々な世代の人々の反応を共有することができ、伝統文化の何たるかを肌で実感することもできました。面相書きから木目込作業まで大変お世話になった鈴木人形さんをはじめ、この素晴らしい岩槻人形文化を、今後は世界に発信していきたいと考えています。【開智学園 教諭・三原忠】
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