夏休み子ども博物館
「昭和の時代のおもちゃの展示と体験」
さいたま市の博物館では、毎年夏休みの時期に、「夏休み子ども博物館」を開催していています。ここ岩槻郷土資料館でもその一環として、「昭和の時代のおもちゃの展示」を七月一五日( 土) から八月二七日( 日) まで行う予定です。
この展示は、今小学校に通う子どもたちのおじいちゃんやおばあちゃんが、子どもだった頃に、遊んだおもちゃを展示するものです。そのころは、戦争が終わり、日本がその混乱から落ち着き、経済的な復興期から高度成長期に向かう時代でした。家や車も多くなかったため、路地や空き地で鬼ごっこ、かくれんぼなどの他、駄菓子屋で売っていためんこやベーゴマ、組み立て飛行機などで、子どもたちは工夫し、遊ぶことができました。
おもちゃは、それまで主流であった、ブリキ製のぜんまいで動く車や機関車などから、電気やはずみ車などを動力とした、プラスチック製のものへと変わっていく時代でした。また、経済成長による生活様式の変化に伴い、冷蔵庫、洗濯機などの大型家電が普及しました。台所には、ガス台や流し台などがみられるようになり、それらを組み合わせたキッチンセットなども、おもちゃとしてみられるようになりました。さらにテレビやマンガ雑誌などの普及により、そのキャラクターが子どもたちのヒーローになり、おもちゃとして盛んにつくられました。ゲームは、今のような電子的なものはほとんどなく、すごろく、福笑い、トランプ、カルタなどが主流でした。野球盤のようなゲーム盤も、このころからつくられるようになりました。
このようなおもちゃを展示すると共に、だれでも作ることができる簡単なおもちゃ作りを七月二二日( 土)、二三日( 日)、二九日( 土)、十時から一二時及び一三時から一五時まで行います。申し込みは不要です。どなたでも自由に参加できますので、気軽に参加していただきたいと思います。
ご家族での、展示の見学とおもちゃ作りを通して、昭和時代にタイムスリップし、昔の様子を子どもたちと語りあってはいかがでしょうか。
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