前回は山吹色でした。系統としては「オレンジ色」に分類されますが、私達は色を「赤」や「青」と大まかに呼び分けます。それでもひとくくりにはできない、細やかさと奥深さが色にはあるのですね。
今回の向日葵色は比較的新しい色で、19世紀後半の化学染料により、鮮やかな発色が可能になって生まれました。
向日葵の花のような少し赤みを帯びた鮮やかな黄色です。
この頃は緑や黄色などに新しい色が次々と生まれ、またたく間に流行しました。
前回の山吹は古来より親しまれた色でしたが、色にも流行り廃りがあるのかもしれません。
向日葵は7月から9月にかけて、太陽のような大輪の花をつけます。
太陽の動きに応じて、蕾が大きくなるまではひまわり自身も花の向きを変えます。
黄色という印象が強い向日葵は多くの品種があります。
黄色だけでも大きさ、高さ、色味や濃淡の違う様々な品種があり、他にも白、紫、赤、赤紫、薄紫、茶色、黒の種もあるのです。
花言葉は「私はあなただけを見つめる」「憧れ」です。
なお、大輪だと「偽りの愛」、小輪だと「高貴」であり、紫色には「悲哀」、白色には「ほどよき恋愛」といった花言葉がたくさんあります。
青空と真夏の輝く太陽がよく似合う情熱的な花は、ロマンティックな花言葉から、結婚のプロポーズの際に相手へ渡すお花としても人気を集めています。【金色野原】
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