新年あけましておめでとうございます。
元日早々に石川では大地震。
真冬の寒い時期に体育館などへの非難を余儀なくされている皆様、家や道が倒壊して被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
何か必要なものがあって、私共に準備できればお届けしたいです。
年の初めにあたり、障害について今回はまとめてみます。
障害と一口に申しますが、我々リハの専門職は3つに分けて考えています。
1つ目は、機能障害です。
これは切断して指や腕、脚などの機能そのものが損なわれたことを示しています。
脳卒中で片麻痺になった場合にはその麻痺のことを指します。
これはわかりやすいくくりかと思います。
2つ目は、能力障害です。
例えば、利き手の親指が切断されて損失したという機能障害があると、洗濯ばさみをつまむ、爪切りで爪を切る、箸を使ってご飯を食べるなど、それまでできていた様々な動作ができなくなります。
これを能力障害といいます。機能が損なわれたことそのものを回復させる医療技術は今のところほとんどありませんが、能力障害についてはロボット工学の進歩やAIの普及などによって代替できるものが増えてきて、かなり補えるようになってきています。
3つ目は、社会的不利です。
ハンディキャップと言っても伝わるでしょうか。
これは、とりもなおさず他人の目や無知による差別意識です。
日本は国土が狭いせいか同じであること、周りに合わせることを重視する文化のように感じます。
黒髪、黒目が多い日本人、生まれながらに髪の色が薄い人はそれだけで奇異な目で見られることがあったり、2本の自分の足で歩く人がほとんどの中で、杖を使ったり車いすを使ったり義足を使っている人はめずらしく、駅にしても役所にしてもごく最近まではそう人達が使える仕様にはなっていませんでしたし、自然な助け合いができる雰囲気もなかったように思います。
今ではだいぶ変わって来ているのでしょうか。
「ら・みやび」に投稿を続ける目的にはこの社会的不利の軽減があります。
障害を知っている人が増えれば、それだけハンディキャップは減少するからです。
本年もよろしくお願い申し上げます。
写真は、愛風事務所に年神様を迎えるために、作成した手作り門松です。
甲辰年は、政変が多いそうです。
同じ変わるならば、利用者様たちの生活が少しでも良くなるような変わり方を願っています。
【愛風・久毛】
重度障害者の職業リハビリテーション入門[本/雑誌] 障害者の福祉・教育・医療・労働に携わるす (単行本・ムック) / 南雲 直二 監修 価格:2420円 |
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。