コロナ禍が終息に向かう昨今、引き続きテレワークや在宅勤務を続けている人も多いです。
3つあるテレワークのひとつが在宅勤務です。一方、最近になってテレワークを廃止する企業が増えている。
テレワークになじんだ人にとっては、廃止されると自身の生き方そのものに影響が出ます。
廃止は、優秀な人材が流出するきっかけにもなりかねません。
たしかにテレワークにはメリットとデメリットがあります。
最大のデメリットは、「コミュニケーション不足に陥りやすい」ことです。モニターだけでは社員の体調や考え方、ましてや感情の把握までは難しい。
昔から人間は「感情」の動物とも「思考と感情」の動物ともいわれてきました。
「コミュニケーション=感情の把握」と言えなくもありません。
感情と言えば、テレワークによるコミュニケーション不足が原因なのか。会社や仕事に「飽きた」と「感情」が優先して優秀な人材が辞めていくそうです。
さまざまなストレスが原因で体調を崩し意欲を無くして辞めていく「5月病」とは違う。優秀な人材であれば、「飽きた」理由もわかっている。
下がったモチベーションを再度向上させられないか。
改めて注目されているのが「EQ(こころの知能指数)」です。
感情の知能指数ともいいます。
一般にEQの高い人は人間関係がスムーズにいきます。
反対に低い人は人間関係で苦労すると言われます。
また、EQの基本は「コミュニケーション能力」です。
年齢や性別に関係なく誰でも高めることができます。
EQを高めるための企業研修(感情マネージメント)や子どものEQを伸ばすカリキュラムもあります。
なかでも注目されている能力が『楽観性』です。
あの人は何事にも楽観的でうらやましいね。
苦労がないのかね、などと皮肉る人もいます。
とんでもない。「楽観性」を発揮している人は、成功することを前提に行動するので、失敗もするが立ち直りも早いです。
大きな成功も得られます。
「発想の転換」とよく言われるが、「楽観性」の高い人ほど「発想の転換」が上手ではないでしょうか。
ここからは、子どものEQの伸ばし方、幼少期の親の関わり方について述べます。
①やればできると言う自分を信じる気持ちを育てる。
そのためには親は子どものすることを頭から否定しない。必要な時にアドヴァイスをする。
②要領よくまとめて話すことは子どもには難しい。
子どもの話を親が辛抱強く一緒懸命聴いてあげることで徐々に整理して話せるようになります。
③子どもがなぜ叱られたか理解できるような接し方をする。
子どもを感情的に叱ると、叱られるのが嫌でチャレンジ(挑戦)しない。意欲の無い子どもになります。
④子どもは小さな出来事でも不安になります。
日常的にスキンシップができているかをチェックしてください。
⑤親子でその日の出来事『楽しかったこと。
悲しかったこと。悔しかったこと等』その時々どのような感情を持ったかが確認できるといいですね。
【NPO法人親子ふれあい教育研究所 代表 藤野信行】
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