前回のさいたま市議会議員選挙は2023 年4月に実施され、4年任期の丁度半分が過ぎたところです。
さいたま市議会の議員数は60人。岩槻区選出の議員数は5人で岩槻区民の代表として活動されています。
但し、各議員の支持者の方以外の有権者にとっては、日頃の活動内容や選挙時の公約、考え方などを知る機会は少ないと思います。
今回は特別企画として、区内の有権者から選ばれ岩槻の代表である現職市議5人に、以下の6項目のアンケートにご協力頂きました。
掲載文は返答内容をそのまま掲載しています。(50 音順)
【共通の質問内容】
質問-1 (計100文字以内)
2年前の市議選の際に掲げた選挙公約の内容のうち、優先3項目をお書きください。
質問-2 (括弧内に数字のみ記入)
上記公約の個別ごとの達成率(現在で)は、自己評価で何%だと思いますか。
質問-3 (100文字以内)
議員活動の中で、今期ご自身が最優先して取り組んでいる事は何ですか。
質問-4 (100文字以内)
さいたま市全体から見た場合、岩槻発展への課題はどこにあると思いますか。
質問-5 (100文字以内)
地下鉄延伸がこれまで実現できて来なかった最大の原因は、何だと思いますか。
質問-6 (100文字以内)
今回の選挙結果で、5期目に入る清水さいたま市長に期待する事は何ですか。
新井 森夫 議員の回答
質問-1 に対して
・水害の無いまち
・安心・長生きのまち
・地下鉄7号線が通るまち
質問-2に対して
( 10 )%、( 10 )%、( 10 )%
質問-3に対して
気候変動による豪雨や水害のリスクがますます高まっています。
台風や大雨の度に冠水や通行しずらくなる道路への不安を抱えるまちであってはならない。
河川や雨水排水施設の整備、防災体制の強化など命と暮らしを守るインフラ整備を最優先に取り組んでいます。
質問-4に対して
岩槻の特長、個性、伝統の発信を核とした地域ブランディングが必要であると思います。
故郷を愛する若者たちの定住や魅力あるまちに惹かれる移住者などの人口増加が発展の鍵になると思います。
質問-5に対して
岩槻区の人口推移を鑑みて、費用対効果が見込めず、採算性が問題視されていたため。
質問-6に対して
岩槻区を更に住みやすいまちへのシンカと地下鉄7号線延伸に向けて鋭意努力をして頂きたい。
江原大輔 議員の回答
質問-1に対して
・早々に市議会議長に就任し、1円でも多く岩槻区に予算を取る
・国道122号加倉北交差点、川通・笹久保地区の産業集積拠点などインフラの整備
・コミュニティバス土日運航など超高齢社会に向けた公共交通整備
質問-2に対して
( 100 )%、( 100 )%、( 70 )%
質問-3に対して
子ども達が夢を、高齢者が生き甲斐を、すべての人々が希望を持てるさいたま市にしたいです。
一人でも多くの方と話し、1番身近で相談しやすい親しみやすい政治家であるべきとこころがけております。
質問-4に対して
岩槻以外のさいたま市民が岩槻区に遊びに来ることが少ないと考えます。
歴史と文化以外の新しい魅力を作るべきと考え、笹久保地区に新しく観光目的の温泉併設型全天候型プール建設に力を入れております。
質問-5に対して
1000億円以上の予算をどうやって捻出するのかと1000億円の採算性
質問-6に対して
岩槻区は、ほかの9区と比べ圧倒的に平均年齢が高い区ですが、逆にそれだけ健康長寿で暮らしやすいと考えます。
更に物価高対策・公共バス土日運航など市民生活に寄り添い、災害にも力をいれた岩槻区を一緒に創る事
佐藤征二郎 議員の回答
質問-1 に対して
・戦争は絶対ダメ! 岩槻から平和の発信
・目に見える市議会改革(政務活動費廃止)
・くらしに密着した課題の解決
質問-2に対して
( 70 )%、( 20 )%、( 50 )%
質問-3に対して
世界各地で戦争が拡大するなかで、草の根からの平和発信は、日本が戦争に巻き込まれないための重要な活動と自負している。
合わせて、法律や条例の枠から見落とされがちな小さな声をすくいあげることに努める。
質問-4に対して
市内10区中もっとも高齢化率の高い岩槻区、発展に欠かせないのは交通網などインフラ整備の促進が喫緊の課題。
また、持続可能な地域形成のためには若者が住みたくなる岩槻の自然、文化を生かした特色ある街づくりが鍵となる。
質問-5に対して
地下7誘致運動が始まって60年余り。清水市長の「ヤル気」でようやく展望が開けてきた。
この機運を岩槻区民の悲願に留めず、市全体のものにしなければならない。
質問-6に対して
清水市長は一期目就任時「多選自粛条例」を提案、議会で否決された経緯がある。
初心を忘れず、最近市長が使う「誰ひとり取り残さない施策を推進して欲しい。厳しいチェック機能を果たして行きたい。
松本 翔 議員の回答
質問-1 に対して
①スクールソーシャルワーカーの十分な支援時間の確保
②地域住民に配慮した土地利用の推進
③(中間駅付近への)フォレストアドベンチャーの設置
質問-2 に対して
①30% ②30% ③5%
質問-3 に対して
最もしんどい状況の中にいる子どもたちの支援の充実
質問-4 に対して
地域資源を活かしきれず、それを活用して「観光」を収益事業化できていないこと。
地下鉄7号線やコミバス・乗りタクなど交通利便性が低いこと。
市街化調整区域にヤードを乱立させるのではなく田畑・緑地を保全し、積極的に活用すること。
質問-5 に対して
政策の窓を開けるには、多くの関係者が存在します。国交省や自治体間それぞれでの政策の流れ、政治・社会状況などです。
県知事が大野知事となり政策の位置づけが変わったこと、令和5年と清水市長が期限を切ったことで多くの人や機関が、その実現に向けて動き始めたらからこそ今年度末の事業実施要請が見えてきたものと認識しています。
質問-6 に対して
私たち立憲民主・無所属の会さいたま市議団と締結した政策協定に基づき、子ども・子育て施策をさらに充実させ、地下鉄7号線の事業実施要請を埼玉高速鉄道へ早期に実施すること。
吉田一志 議員の回答
質問-1 に対して
①新たな交通ネットワークを創る。
国と連携した「地下鉄7号線の延伸」「首都高さいたま新都心線の延伸」に加え、交通空白地域の解消へ、新たな公共交通ネットワークの構築。
②災害に強い、安心・安全を創る。
災害時に避難施設となる小中学校体育館への空調設備の設置、浸水被害の軽減へ雨水貯留施設の整備、犯罪を抑止する防犯カメラの設置促進。
③人に優しく、住みよいまちを創る。子育て支援として高校3年生までの医療費の無償化、困難を抱える方に寄り添った支援としてコミュニティソーシャルワーカー(CSW)の配置、セカンドライフ支援の充実。
質問-2 に対して
※質問-1の政策には様々な政策が内包されており、各施策の進捗状況も異なる為、達成率を%で表記することは困難です。
質問-3 に対して
少子化・高齢化が進展する中で生活様式も大きく変わっている。
市民ニーズも多様化する中で行政サービスも質・量ともに向上させるべきと考える。
特に、交通空白地域の解消に向け、公共交通ネットワークの構築は重要な政策テーマとして取リ組んでいる。
質問-4 に対して
岩槻発展の課題は2つの視点があると考えます。
1つは、歴史や文化資源が多数存在しているのが岩槻の魅力。
こうした地域資源を活かしていくこと。
もう1つは、区内の約77%が調整区域となっている。
地下鉄7号線を延伸し、中間駅を中心とした沿線まちづくりをダイナミックに進めること。
質問-5 に対して
鉄道利便増進法の適用を前提としなければ延伸実現は困難であり、必要条件である事業採算性の確保が課題。
質問-6 に対して
さいたま市の発展、市民の幸福のため強いリーダーシップを持って各種施策を進めてもらいたい。
また、変化する社会情勢や多様化する市民ニーズに、柔軟に対応した施策の実行を期待したい。
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