先日、半世紀ぶりに手術を受けました。高校生の時に受けた盲腸の手術以来です。
大きな手術ではありませんでしたが「全身麻酔」「腹腔鏡」という初の体験だらけでしたのでドキドキでした。
手術は無事終了。
短い期間でしたが入院し、現在は自宅で療養中です。
直ぐに退院できたとはいえ、おなかに穴をあけるのですから当然痛みはあります。
今まで当たり前にできたことができません。
立つ、歩く、座るといった動作をすることがなんと大変なことか。
一週間経った今でも咳やくしゃみで激痛が走ります。
しかし、日一日とできることは増えてきます。
どこも掴まずに椅子に座る、落ちたものをしゃがんで拾う等々。
できなくなったことが元に戻っただけのことなのですが、本当に嬉しいものです。
子供達は日々できることが増えていきます。
仰向けで手足をバタバタさせるだけだった赤ちゃんはやがてハイハイし、つかまり立ちができるようになります。
学校に入れば読み書きや計算もできるようになってきます。
しかし、私の体験と違うのは「できなくなったことが元に戻る」のではなく、できるようになることが全て初めてのことばかりだということなのです。
入院中、できなくなったことに対する私の不安や疑問に病院の皆さんは丁寧に納得するまで答えてくださいました。
未知のことに挑戦し続ける子ども達は私よりもっと大きな不安があるはずです。
できた喜びをたっぷり味わってもらう為に、我々大人は豊かな経験を元に子供たちを安心させ、共に歩んでいくことが大切なのではないでしょうか。
十月二十日はマルシェ音楽祭。元気にドラムを叩く姿を皆様に見ていただけるようリハビリに励みます。
【岩槻jazz代表今村信哉】
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価格:1660円 |
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